キャンプといえばキャンプ飯が楽しみ。
簡単で美味しい。しかも後片付けが楽で失敗しないという夢のようなキャンプ飯があったら…
実はそんな理想のキャンプ飯があります。それは「ホイル焼き」
ここではホイル焼きをおすすめする理由とやり方、そしてレシピをご紹介します。
これを読んだらあなたはホイル焼きを作りたくなるはずです。

ホイル焼きをおすすめする3つの理由
ソロキャン初心者に自信を持っておすすめしたいキャンプ飯が「ホイル焼き」
名前の通り、食材をホイルに包んで焼くだけというとても簡単な料理です。
ソロキャン初心者に「ホイル焼き」がなぜおすすめなのか?その理由を説明します。

1・簡単!ホイルで包んで焼くだけ!
ホイル焼きは食材をそのままホイルに包んで焼くだけの簡単料理です。普段料理をしない人やキャンプに慣れてない人でも失敗が少ない。ホイルを火元に置いて放っておくだけという手軽さ。
しかも食材をホイルに包んで持っていけば、現場ですぐに調理に取り掛かれます。(注意:季節と食材は考えてください)

2・特別な道具は一切必要なし
キャンプ初心者のうちは道具があまりありません。でも、ホイル焼きなら特別な調理器具は必要ありません。しかも焚き火・炭火・ガスと、火元を選びません。
道具が少なくても美味しいキャンプ飯が楽しめるのがホイル焼きです。
3・後片付けが楽
ホイル焼きは後片付けがとても楽です。お皿はホイルのまま。食べ終わったらそのままゴミ箱へ。洗い物は最小限で済みます。焚き火台の網も汚しません。後片付けの手間をグッと減らせます。

初心者から上級者までハマるホイル焼きの魅力3点
ホイル焼きがとても簡単で、後片付けも楽なことがわかりました。ホイル焼きはキャンプ初心者だけでなく上級者もハマります。そんなホイル焼きの魅力をさらに3点紹介します。
1・食材の旨味が閉じ込められる
ホイル焼きは食材をアルミホイルで包んでいるため、食材の旨味が逃げません。食材本来の味をそのまま味わうことができます。ホイル焼きにすると普段より味が濃く感じます。野菜がとても甘く感じる!
野菜を敷いて、その上に肉や魚を載せる。肉や魚の旨味成分が野菜に移ってとても美味!
つまり絶品料理が簡単にできるのがホイル焼き!食材本来の味を楽しむため、調味料は最低限にしてくださいね。
2・アルミホイルさえあれば良い
ぶっちゃけ言ってしまうと、アルミホイル1本あればなんとかなってしまいます。メスティンもフライパンもいらない。
ソロキャンですから周りの目を気にしなくてもいい。自分の好きなものを食べてください。

3・映える料理をSNSにUP!
実はホイル焼きは動画映えするんです。ホイル焼きの魅力はなんと言ってもホイルを開ける瞬間。湯気がフワッと出て食材が現れるあの瞬間!
これがとても楽しい!そしてこれが動画映えします。
失敗しないホイル焼きの注意点3つ
初心者でも失敗しないホイル焼きですが、注意点はあります。注意点を守って、美味しいホイル焼きを作りましょう。
1・ホイルは2枚・3枚と重ねて使う
ホイルは1枚だけでなく2枚3枚と重ねて使いましょう。1枚だけだとホイルが破れてしまうことがあります。
破れてしまうとそこから蒸気が逃げてしまいます。するとホイル焼きの醍醐味である、熱と食材の旨み成分が逃げてしまいます。
旨み成分を逃さないようにホイルは重ねて使いましょう。
2・火力と素材によって焼く時間を変える
ホイル焼きはそのまま焼くだけという簡単料理です。しかし、火力と焼く時間は注意してください。
火が通りにくい食材は強い火力で長時間が基本です。火が通りやすい食材は弱い火力で短時間。
例えば芋など根菜類を焼くときは強めの火力。焼く時間も30分以上は必要です。
葉物野菜は火力はあまり強くなくてOK。焼く時間も10〜15分ほどで大丈夫です。
また直接火に当てすぎると焦げてしまいますので、ご注意を。

3・火傷に注意する
ホイル焼きを火から下ろすときは、とても熱いです。軍手などをして手に取ってください。
また、ホイル焼きを開ける瞬間はとてもワクワクします。しかし中は蒸気が充満しています。湯気が肌に当たらないように、開けるときは火傷に注意してください。
危ないため、のぞき込むようなことはしないでください。

簡単・失敗しないホイル焼きの作り方
ここではホイル焼きの作り方を紹介します。「ホイルに包んで焼くだけ!」ですが、順序があります。
ホイル焼きの作り方
1・材料を適当な大きさに切る
2・アルミホイルに具材を並べる
3・しっかり包み込んで密閉する
4・火の中や炭の近くに置いて10分以上焼く
5・アルミホイルを開いてそのまま食べる(お皿がいらない)
初めてのときは食材は「メイン食材+野菜」をメインにするとやりやすいです。

ホイル焼きの材料
メイン食材→肉・魚介類
野菜→葉物野菜・きのこ
たったこれだけです。詳しくはこの後のレシピを参照してください。
また基本中の基本は根菜。ホイル焼きをする人なら必ず一度は作る一品です。さつまいもやじゃがいもを丸ごと包んで焼く。とてもおいしくなります。お試しあれ。
ホイル焼きレシピ
ここで紹介するレシピは基本のレシピです。簡単なのにすごく美味しい!ぜひ作ってくださいね。
1・さつまいも・じゃがいも
【作り方】
芋は洗う
水で濡らした新聞紙に包む
さらにホイルで包む
強めの火の中で30分以上焼く
大きさにもよりますが、丸ごと焼きます。あまりに大きなものだったら2つ3つに切ってもOKです。
初心者から上級者まで、必ず一度は作ったんことがあるのがこれ。美味しいですよ。

2・とうもろこし
【作り方】
皮や髭がついたままで売っているとうもろこしを用意。
皮や髭がついたまま、ホイルを巻く。
強めの火力で30分以上焼く
これは筆者おすすめの1品です。
ホイルで蒸されたとうもろこしの皮を剥いて髭をとってから食べてください。
とうもろこしがすごく甘くてジューシー!
写真の状態のとうもろこしを使ってください

3・鮭ときのこのホイル焼き
【食材】
- 鮭の切り身
- しめじ・えのき・玉ねぎ
- バター少々
- 塩・胡椒
- ポン酢(食べる直前にかける)
- 鮭の代わりに鱈(たら)もおすすめ
【作り方】
ホイルにしめじ、えのき、玉ねぎを並べる
その上に鮭の切り身を乗せる
塩・胡椒をふる
ホイルで包み込む
弱火で15分焼く
火からおろしたらバターを添える
バターが溶けてきたらポン酢をかけて食べる
注意!バターは焦げやすいので、火にはかけない
焦バターが好きなら、ホイル焼きを一度火から下ろす
ホイルを開けてバターを入れて、さらに焼く(お好みの焦げ具合まで焼いてください)
4・じゃがいもとベーコンのチーズホイル焼き
【食材】
- じゃがいも(薄切り)
- ベーコン
- エノキダケ
- とけるチーズ
- 黒胡椒(粗挽きがおすすめ)
【作り方】
じゃがいもとベーコンとエノキダケをホイルに並べる
黒胡椒を少々ふりかける
ホイルで包み込む
弱火で15分焼く
ホイルを開けてからとけるチーズを乗せる
チーズを焦したいなら、ホイル焼きを一度火から下ろす
ホイルを開けてチーズを入れて、さらに焼く
溶けないタイプのチーズなら、じゃがいもと一緒に焼いてもOK

5・豚バラ肉とキャベツのホイル焼き
【食材】
- 豚バラ肉(脂身の多いほうがおすすめ)
- キャベツ
- 塩・胡椒
- お好みで味噌・みりん・ポン酢
【作り方】
キャベツをホイルに並べる
豚バラ肉をさらに並べる
塩・胡椒をふる
ホイルを包む
強火で10分焼く
ホイルを開けたらお好みの調味料でいただく
6・りんごとシナモンのホイル焼き
【食材】
- りんご(スライス)
- 砂糖・バター
- シナモンパウダー(食べる直前にかける)
【作り方】
りんごはスライスしてホイルに並べる
砂糖をふりかける
バターを乗せる
ホイルで包む
弱火でじっくり20分(バターを焦がさないため)
ホイルを開けたらシナモンパウダーをかけていただく
りんごは丸ごと焼いても美味しいですよ

まとめ
いかがでしたか?
ホイル焼きは、料理に不慣れな人でも簡単にできるキャンプ飯です。
食材を切ってホイルに包んで焼くだけの簡単料理。特別な調理器具もいらない。後片付けが楽。そしてとても美味しい!
ホイルを2枚3枚と重ねて使う。ホイル焼きを取る時と開けるときは、火傷に気をつけてください。
初心者から上級者まで楽しめるのがホイル焼き。ぜひ次のキャンプではホイル焼きを楽しんでくださいね。