だんだん日差しも強くなり、紫外線量も増え、日焼け止めが欠かせない季節になってきましたね。
今は日焼け止めといってもさまざまなタイプ、種類があり、どのような日焼け止めを選べばいいか分からない方も多いのではないでしょうか?
今回は日焼け止めの選び方、効果的な日焼け止めの塗り方をご紹介します。
これであなたも日焼け止め対策万全で、アウトドアライフを楽しむ事ができます。
日焼け止めを使用する季節は?

日焼け止めは、季節に関係なく1年中使うのが基本です。
その理由として、一般的に紫外線量が多くなるのは6月〜8月の夏場ですが、UVAの量は3月頃からすでに増えはじめています。
冬場の1月でもピークの月に比べてUVAとUVBの量は半分以下ですが、紫外線は存在しているからです。
また、晴れの日だけでなく、以外に雨の日や曇の日でも肌に影響を与えているため、天気にも関係なく使う必要があります。
日焼け止めの選び方
日焼け止めを選ぶ時、何を基準に選んでいますか?
日焼け止めのパッケージをよくみるとSPF値とPA値表示されています。これらにはどんな意味があるのでしょうか?
SPF(Sun Protection Factor)
SPFは、シミやそばかすの原因になるUVBから肌を守る効果の程度を2〜50の数値で表したものです。数値が大きいほどUVBを防止する効果が高く50が1番効果があります。
PA(Protection Grade of UVA)
PAは、しわやたるみの原因になるUVAから肌を守る効果の程度を「+」「++」「+++」「++++」の4段階の記号で表したものです。+の数が多いほどUVAの防止効果が高くなります。
ワンポイントアドバイス☝️
シーン別におススメの基準をご紹介します。選ぶ時の参加にしてみてください!
日常生活:SPF10〜30、PA+かPA++
短時間の屋外活動:SPF30~50、PA+++
スポーツ観戦、ハイキング、登山靴:SPF30〜50、PA++++
炎天下でのレジャー・マリンスポーツ:SPF50以上、PA++++
日焼け止めの種類

今は日焼け止めはさまざまなタイプのものがあります。
スプレータイプ
手を汚さず広範囲に簡単に塗れるのがメリットですが、ムラになりやすいのが難点です。
髪の毛や、手が届きにくい背中にも使えるので便利です。
ローションタイプ
化粧水感覚で使え、肌に優しいものが多いので、
敏感肌の方におすすめです。
ジェルタイプ
ジェルタイプは何といってものびがよくてさらっとした塗り心地が魅力です。べたつきが苦手な方におすすめです。
ただ、さらっとする分蒸発しやすいため、こまめな塗り直しが必要になります。
ミルクタイプ
ミルクタイプはローション同様、肌に優しいものが多いです。
しっとりとしているため、カサカサした乾燥肌の方におすすめです。
クリームタイプ
肌に密着して落ちにくいので、何度も塗り直す必要はありませんが、落とす時はクレンジング剤が必要です。
保湿効果もある為、乾燥肌の方や、汗や水などで日焼け止めが落ちやすい海などのレジャーによく行く方におすすめです。
パウダータイプ
メイクの仕上げに簡単に塗ることができ便利ですが、落ちやすいため、こまめに塗り直す必要があります。
また、パウダーなのでべたつきが苦手な方にもおすすめです。
日焼け止めの使用期限は?
日焼け止めが残っているからもったいないと、何年も同じ日焼け止めを使っている方はいませんか?
日焼け止めは時間が経つと効果が薄くなったり、品質が変化したりする可能性があります。
その為、使用期限を過ぎた日焼け止めは使用を避け、新しいものを使用しましょう。
具体的にはどれくらいが有効なのでしょうか?
未開封のもの
一般的に製造から3年が使用期限です。
容器やパッケージなどに記載されている製造年月日を確認してみましょう。
ワンポイントアドバイス☝️
製造年月日は、日本語で製造年月日と書かれていることもありますが、MFG(Manufacturing)やMFD(Manufactured Date)と記載されていることもあります。
例) 「MFG 04/2024」や「MFD 04/2024」
この場合は2024年4月に製造されたことを意味します。
開封したもの
開封したものは1年程度が理想です。 その理由として、空気に触れることで酸化したり、雑菌が繁殖したりして品質が変化することで、UVカット効果も薄れてしまいます(油分と水分の分離、変色、においの変化などがあります)
また、肌荒れやトラブルの原因となる可能性もあります。
ワンポイントアドバイス☝️
日本語で使用期限と記載されている以外に、EXP(Expire)と書かれていることもあります。
EXPは未開封時の使用期限を表すもので、EXP 04/2024は使用期限:2024年4月を意味します。
また開封後の使用期限が「数字+M(Months)」と記載されていることもあります。
例えば、開封後6ヶ月以内は、「6M」
開封後12ヶ月以内は、「12M」
さて、日焼け止めのことが少しわかったところで、普段の日焼け止めを塗る時、NGの塗り方をしていないかどうかチェックしてみましょう。
日焼け止めNGの塗り方
日焼け止めをただ塗ればいいと思っていませんか? 日焼け止めは塗り方次第で効果も変わってきます。
一度自分の塗り方で当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
🔲保湿ケアせずに塗る
乾燥した状態の肌に日焼け止めを塗ると、皮脂が過剰に分泌されて皮脂崩れの原因となる
🔲量を減らす・薄くのばす
「ベタつくのがイヤだから」「たっぷり使うと、すぐになくなるから」と日焼け止めの使用量を減らすと、効果が薄れてしまう。
🔲手のひらですり合わせる
手のひらですり合わせて塗ると、日焼け止めを均一に塗ることが難しく、ムラになる
いくつ当てはまったでしょうか?一つでも当てはまった方は、充分な日焼け止め対策が出来ていない可能性があります。

効果的な日焼け止めを塗るコツ
NGな日焼け止めの塗り方がわかったところで次は、ムラなく効果的な日焼け止めの塗り方やポイントについてご紹介します。
日焼け止めは外に出る15分前に塗る
日焼け止め成分が肌に浸透するまでに時間がかかるので15分前に塗るようにしましょう。
定期的に塗り直しをする
汗や皮脂で日焼け止めが落ちてくるので、塗り直す必要がありますが、過ごし方によって、日焼け止めを塗りなおす頻度などは異なります。
- オフィスワーク、自宅などの日常程度の紫外線:3~4時間おきが目
- 外に出ている事が多い、自宅にいても窓が多い:2~3時間おきが目安
- 運動会やアウトドアなど1日中外にいる場合:2~3時間おき、汗をかいたとき
⭐️塗る場所に合わせた塗り方をする
ボディ編
直接肌へ日焼け止めを出す
容器から直接肌へ、線を引くイメージで日焼け止めを出す。
手のひらでムラなく広げる
手のひら全体を肌にフィットさせて、大きく円を描くように優しく広げながらムラなく広げます
塗り残しや塗り忘れやすいところも丁寧に塗る
ひじやひざの裏、体の側面など、塗り忘れやすい部分にも丁寧に塗ります
顔編(フェイシャル)
塗る前にしっかり洗顔、保湿をする
日焼け止めを塗る前に、しっかりと洗顔をして汗や皮脂汚れを落とし、化粧水や乳液で保湿しましょう。
顔の5点に日焼け止めを少量ずつ置く
5点の場所とは、おでこ、鼻の頭、右頬、左頬、あごのことです。
内側から外側へ塗る
5点に置いた日焼け止めを、指先または手のひらで、内側から外側に向かって伸ばしていきます。
塗りムラをなくす
目元や小鼻など細かい部分は塗りムラができやすいので、指先を使って塗り残しがないよう丁寧にります
日焼けしやすい場所は重ね塗り
日焼けしやすい部分は、頬、額、鼻、あごなどです。そこに重ね塗りをすると効果的です。
まとめ
いかがでしたか? 日焼け止めは塗れば大丈夫と思っている人も多いと思いますが、実は日焼け止めの選び方、塗り方によっても効果は大きく変わってきます。
今回はご紹介した選び方、塗り方を参考に自分に合った日焼け止めを選び、効果的な塗り方で万全な日焼け止め対策をしていきましょう‼️